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|  | 実施する対策 |   
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| 社債(少人数私募債)を発行し資金を調達したい |  | 社債(少人数私募債) |   
|  | 少人数私募債は経営者と縁の深い相手に限定して発行される普通社債です。株式会社であれば、中小企業でも発行が出来ます。 1.社債(最少人数私募債)の募集要件
 (1)企業の縁故者に限定し募集すること
 口頭や文書などで縁故者に直接募集しなければならない。不特定多数の一般
 投資家や金融機関は除外する。
 (2)募集総額が1億円未満であること
 1億円以上でも社債発行は可能だが、余分な手続や費用が発生する。
 (3)社債債権者が50人未満であること
 1回当たりの社債の購入者は49人までに限定されます。6ヵ月以内に再び
 少人数私募債を発行する場合は、前回の発行時と合わせて49人以内と
 します。6ヵ月を過ぎれば再び49人まで募集可能
 (4)発行総額を一口当たりの発行価格で割った値が50を下回ること
 例えば、25,000千円資金を調達したいとします。
 一口の発行価格が500千円とした場合、発行総額24,500千円はOKですが、
 25,000千円は不可です。
 24,500千円の場合、24,500千円÷500千円=49口
 25,000千円の場合、25,000千円÷500千円=50口
 2.少人数私募債の特徴
 ・ 償還期間:2年から12年の範囲で企業が任意に設定できます。
 ・ 資金繰り:元金は償還時に一括返済、利息も後払いですので償還まで資金繰り
 は安定します。しかし、期限には一括返済原資の確保が必要です。
 3.対象者
 (1) 経営者の親族関係者
 (2) 株主とその親族関係者
 (3) 自社の役員・従業員
 (4) 経営者の友人・知人
 (5) 取引先やその経営者
 (6) 自社の外部ブレーン(顧問税理士、顧問公認会計士など)
 4.資金の使途による調達期間
 (1) 運転資金…2年~3年
 (2) 設備資金…5年~8年
 上記が一般的な社債の償還期間です。
 償還と再発行の組み合わせにより実質的に償還期間の延長が可能です。
 5.発行金利
 ・金融機関からの借入れ金利を基準に、若干のプラス・マイナスした水準が
 目安となります。
 ・現状の金利水準からしますと、一般的には年利3%~4%です
 
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